隣のクラスが学級閉鎖だってー
隣のクラス!?まじか、ヤバいやん。
あまり隣のクラスには行かないようにしないとね!
最近なんやかんや流行ってるらしいから、ぱぱも気を付けてね
子供が3人おりますと、もう常に誰かしら風邪やらなんやら罹ります。この前公園に行った時なんて、2歳児は石咥えるわ、6歳は鉄棒についている雨水舐めて、「雨ってどんな味するのかと思って。」なんて言ってました・・・。そしてもちろんそのほとんどの感染症が貰ってくるものとなっております。(いらない)今回はそんな子供3人の家庭で行っている、風邪、感染症対策について紹介します。
感染症の感染経路について
どのように風邪や感染症に罹るのか、その感染経路が分かれば予防策がたてれます。ウイルス、細菌等の病原体は、私たちの口や鼻から喉に入り込み感染、または目の結膜から入り込み体内に侵入してきます。まず、予防するにあたって風邪や感染症はどのように感染するのか知っておく必要があります。感染の経路としては、まず大きく3つに分けられます。
飛沫感染、空気感染、接触感染、の3つになります。
これからひとつづつ説明していきます!
・飛沫感染
コロナウィルスが流行り始めた頃に「ソーシャルディスタンス」という言葉が多く取り上げられましたがそれはこの飛沫感染を予防するものです。肉眼では見えにくいと思いますが会話、咳、くしゃみ等から口腔内の唾液等飛び散ります。その飛び散った飛沫の中の病原体やウィルスが原因で喉や目、鼻の粘膜から侵入します。それが原因で感染することを飛沫感染といいます。口腔内から出た唾液等の水分が原因ですのである程度距離を置き接することで予防が出来ます。ソーシャルディスタンスを守ろう、という事になる訳です。
人とはある程度の距離を保ちましょう!
・飛沫感染で発症のリスクの高い感染症とその対策
飛沫感染の多い感染症は以下のになります。
新型コロナウィルス
インフルエンザ
風疹
おたふくかぜ
百日咳
マイコプラズマ感染症
風邪
RSウィルス
後に説明する空気感染と違って同じ部屋、空間に居てもある程度の距離が保てればそれほどの心配は無いって事です。
病原菌の感染力の強弱はありますが・・・。
・マスクの着用
飛沫感染の原因となる口腔内から出た唾液等はウィルスと違い大きさが大きいのでマスクの着用で周りの人への感染、周りの人からの感染をある程度防げます。また、コロナウィルスが流行し個人的に感じたことはマスクをしていることによって自身が口元を触ることが少なくなったという事です。意識せずとも鼻が痒かったら鼻を掻き、口元にも手がいったりする事がマスクをすることで少なくなります。これは手についているウィルスからの経口感染を防ぐのにも効果的です。ですがマスクや他の道具も使い方が正しくなければしっかりとした効果を発揮しません。マスクの上下を間違える、表裏を間違える、しっかり密閉されていない、鼻が出ている等もう一度ご自身の着用方法を見直しましょう!
最近、マスクしてない人が多くなりました。
その様な方々からの飛沫は注意が必要です。
・フェイスシールド、ゴーグルの着用
ウィルスは人の粘膜から侵入してきます。目を覆うゴーグルやフェイスシールドはその点有効です。花粉症の酷い方がゴーグルをされる、あれをイメージするとわかりやすいと思います。眼鏡なんかでも隙間はありますが、してない人とは十分差が生まれると思います。
・人込みへ行かない、ソーシャルディスタンスの確保
東京都都知事の小池氏が密、密と言っていたのは記憶に新しいと思います。3密、なんて言っていましたがどんなものであったか、もう一度おさらいしましょう。3密は密集、密閉、密接の3つになります。新型コロナウィルスが流行した際にその集団発生場所や感染場所でこれらが共通点になっていることが分かり、呼びかけられておりました。密集は人が集まるところの事です。人が多いともちろん、感染のリスクは高まります。密閉は閉ざされた空間の事です。ウィルスは空気中に漂っております。屋外よりも密閉された屋外のほうがウィルスの逃げ場が無く感染のリスクが高い事は言うまでもありません。密接はソーシャルディスタンスを保てない場所の事です。感染症を防ぐためにはこの3つの密は避けましょう。
3密・・・・奇しくも2020年の流行語にもなってしまいましたね。
2017インスタ映え、2018そだねー、2019 ONE TEAM と続いていたように
もっと明るい話題の言葉がなるような世の中になって欲しいですよね。
・空気感染
感染者から出たウィルスが床に落ち、乾燥し空気中に舞う事でそれを吸い込み感染を起こすことを空気感染と言います。例えばくしゃみ、咳ででた唾液の中にウィルスはいます。それはものすごく小さく軽いものとなります。これが唾液等水分が無くなった際に空気中に舞いそれを吸い込み感染を起こすことを言います。
・空気感染で発症のリスクの高い感染症とその対策
はしか
結核
水疱瘡
接触感染の多いノロウイルスも吐物の処理がしっかり行われず、空気が乾燥していると風等で空気中に舞い空気感染を起こします。
3つの感染経路でも空気感染する感染症は少ないです。
空気感染と飛沫感染、一緒になりやすいけど、違います!!
・マスクの着用
マスクは異物の侵入を防ぐ物となっております。顕微鏡レベルで見た構造としては網戸を想像していただくのが分かりやすいと思います。ですがウィルスは非常に小さく、マスクの網目を通過して侵入してきます。網戸の網目より小さいのです。医療用のマスクですとそのような細かい粒子に対応したマスクがありますが市販のマスクとなりますと見かけられません。先ほど、飛沫感染の説明の際にありました3密を避ける事が一番の予防策かもしれません。
空気感染を防ぐマスクとして、とても小さいウィルスレベルの粒子でも通しにくい「N95マスク」というものが医療現場では有名です。
ぱぱ3の付けているドラゴンボールのセルみたいなマスクがN95マスクです。
↓施設でクラスター、ブルーゾーンからイエローゾーン、レッドゾーンへ行くぱぱ3
・ワクチンの接種
空気感染の多い感染症では麻しん、結核菌、水痘は予防接種が有効です。
・接触感染
接触感染は感染症の中で最も感染率の高い感染経路です。感染者からでた細菌、ウィルス等病原菌から感染する経路の事を指します。感染物に直接触れる、または間接的に触れる事でも発症します。分かりやすい例で言いますと新型コロナウィルスが流行してスーパーでは買い物かごの近くにアルコール消毒とペーパーが置かれているところを目にするようになりました。咳やくしゃみ等を抑えた手、病原体のついた手で保菌者がかごを触り買い物をし、次に使う人が同じところを触れるとその方の手には病原菌が付きます。その病原体のついた手で口や鼻、目の粘膜を触るとウィルスの侵入、感染となってしまいます。それを消毒等行い拭いてから使用することで感染のリスクを多少なりとも抑えるという目的であります。
接触感染で発症のリスクの高い感染症と対策
・ノロウィルス
・インフルエンザウィルス
※その他多くの感染症の発症は接触感染が原因の事が多いです。
ノロやインフルは接触感染での発症率が高いというだけで、他の感染症の多くは接触感染が原因で発症されることが多いです。逆に接触感染を防げれば、感染症発症のリスクはかなり低くなります!
・手洗い
接触感染は手を介し感染するという事が多いので手洗いが感染防止の強い対策と言えます。
医療従事者の常に行っている正しい手洗いの手順については別の記事で紹介します!
・手袋、エプロン、ガウン等の着用
ウィルスに触れない為にも、手袋やエプロン、ガウンの着用は効果的です。手にウィルスが付いても手袋を外すことで衛生は保てますし、エプロンやガウンも同様です。防護具の正しい装着方法としてガウンテクニックという知識があります。
自宅ではここまではしませんが・・・
・清掃・除菌
感染者から出たものは全て感染物として処理してください。なので感染者の触れたところ等はこまめに除菌、消毒することが好ましいです。ノロウィルスの流行時期等、1時間に1回という高頻度で取っ手や共用箇所等消毒作業するという飲食店もあります。
前置きが長くなりましたが我が家ではこれらの事を念頭に置いて感染防止対策を行いました!
ではこれらの予備知識を自宅でどのように応用してコロナの家庭内の蔓延を防いだのかこれから解説していきます!
我が家の行っている感染症防止対策
お題目ばかり並べて見慣れない方には申し訳ないのですが感染症には予防の3原則というものがあります。それは
感染症を
・持ち込まない
・持ち帰らない
・拡げない
です。新型コロナウィルスの大流行を経験した皆様なら全部想像がつくと思いますがこれらを念頭に前項で説明した内容を行っております。
・衛生的なマスクの着用・定期的な交換、人込みの回避
新型コロナウィルスが5類へと移行しマスクの着用は個人に任せると言われておりますがまだ治療法が確立された訳では無く、また重症化のリスクも高くあります。我が家は子供も大人もマスクは必須です。また、空気のこもった場所、人込みへは可能な限り行かないようにしております。また外出後のマスクは目に見えないウィルス等外側に大量に付着しております。マスクは都度使い捨て衛生的な物を使用しております。
私や妻が濃厚接触の疑いがある場合は室内でも家庭内でもマスクを着用し生活しております!
・定期的な換気、湿度の確保
自宅にいる際、車内等では定期的な空気の入れ替え、換気を行っております。またその際、空気が乾燥していると前述の通り床に落ちたウィルスが空気中に舞う恐れがあるので加湿を行い予防しております。風邪、インフルエンザウィルスは湿度が40パーセント程から急速に空気中のウィルスが減少しますので我が家の目安は40パーセントとしております。
↓湿度とウィルスについて(外部リンク)↓
湿度40パーセントは加湿器を使用していても意外と達しません。
室内の加湿器の周辺だけ40パーセント保っているだけでは良く無くて、室内全体が40パーセント程達しているのが理想です!
・手洗い、手指消毒、必要時の手袋等の使用
こまめな手洗い、手指消毒を行っております。また吐物等で子供の汚した衣類や寝具は手袋等使用し直接触れないよう注意しております。
手袋が無い時は小さなビニール等裏返し使用しております!
・体調不良時の隔離、ゾーニング
子供も大人も、体調の悪い際には寝室を分けて休んでおります。幸いトイレも1階2階の2か所にあるので分けて使用出来ております。食器は使い捨ての物を使用しゴミは付着しているウィルスの活力が弱まるまで袋を2重にし、口を固く締めしばらくは室内から出しません。洗濯物も体調不良者の室内に溜めておき、ゴミと同様に袋で縛っておきます。快復ししばらくしてから洗濯を行っております。医療業界ではゾーニングといい、感染症対応の基本となる対応を行っております。
初めて見る方には難しいと思いますが要は物品等の移動を衛生区域→汚染区域の一方通行にして汚染区域の物は外に出さないというだけのものですので家庭内でも実施できます!
↓ゾーニングについて(外部リンク)↓
https://www.pref.gunma.jp/uploaded/attachment/140101.pdf・衛生の確保
可能な限り、室内は清潔にします。可能な限り・・・です。そして電気のスイッチやドアノブ、取ってや人の多く触れそうな個所はこまめに高濃度のアルコール消毒を使用し拭き取り消毒を行います。
コロナ蔓延前でも一部飲食店等ではノロウィルス流行時期に次亜塩素酸希釈液による定期的な消毒作業を行っていたりしていた店舗もあります!
・とにかく好きな物食べて寝る
感染症は自宅に持ち込まなければ誰も罹りません。一番大事なのは「持ち込まない」事です。ストレスや疲れで体の抵抗力が落ちていると感染症や体調不良を起こしやすくなります。なのでとにかく睡眠。子供の夜泣きは可能な限り夫婦1日置きに寝室を別にし交代で対応しております。そして食事。もちろん無理な節食はしません。かなり栄養蓄えております(笑)。ストレスを出来るだけ溜めない為に、食べたいものを出来る限り食べております。新型コロナウィルスが流行し、食費がかなり掛るようになってしまいましたが感染し、重症化するよりかはかなりマシです。
あれ?最近シルエットが・・・
はあぁ(怒)コロナ太りじゃ(# ゚Д゚)
妖怪のせい、香水のせいときて次はコロナのせいか・・・
感染症に対する正しい知識を最低限身に着け、健康に過ごしましょう!
今回は施設や病院等で行っている感染症対策を自宅で応用している内容についてご紹介してきました。感染症の感染経路を理解し、特別なことは行わず、基本に忠実に対策することで日々の生活でも感染症の予防となります。皆様もこの機会にぜひご自宅での生活を見直してみてはいかがでしょうか。
シーズンごとに新しい変異株が現れ、有効な薬も出ていない現状、感染症に罹らないことが一番の予防です。コロナウィルスとはこれからしばらく付き合っていかなければならない現状。
今回ご紹介したのはあくまでも我が家で行っている対策の一部ですので皆様もご自宅で行える内容か、もっと良い方法は無いか等考え、実践していってください!
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